吉成邦市(TFC代表/稲穂メンバー)インタビュー 第1回

吉成邦市 インタビュー第1回(抄録)

収録:2018年4月13日
聞き手:島村 健(TFC広報担当)
立ち合い:土屋遥一朗・吉成駿介(TFC早苗メンバー)

――天栄村ファームコンソーシアムについて、4月1日からホームページもアップされているのですけれども、立ち上げから今後一年間、何をするか教えてください。

ファームコンソーシアムという名前は金井先生につけていただいたんだけど、結局何をやりたいのかといったら、農家さんて個人経営なんですよね。
個人経営だけでやっていると、どうしても情報とか、トライすることとかが限られてくる。
それで私はたまたま役所にいるときに、(天栄米栽培)研究会というのを作って、やっぱり、全然違うわけですよね。同じことをやっても十通り、あとは違う土地、その年によって天候も全く違う。天候が、一人でやったら十年かかっても毎年違う、同じデータが取れないわけですよ。ところが、同じ天候の中で十人でやれば十通りのデータが取れるということがあるので、そういったのってすごく大きいなと思って。
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再生水田 四季の写真帖



再生水田の山際に自生する、山桜です。のびのびと、天に枝を広げています。



再生水田は、山を開墾して出来た田んぼなので、緩やかな棚田です。五月末ごろ、田植えを終えた田の水鏡に、周囲の山々が映っています。



稲が分蘖(ぶんけつ)をしてぐんぐん成長する夏。再生水田では山の湧き水を使って灌漑をしていますが、湧き水の水温が低いので、いったん、池に溜めて温めてから使います。



再生水田に隣接する湿地帯は、動植物の宝庫です。2018年度は、どんな仲間たちがいるのか、調査をしてみようと話をしています。



秋、稲穂が色づく頃の再生水田。この田んぼが、空と山に育てられていることを実感します。



再生水田のササニシキでこしらえたおむすび。



冬、山深い再生水田は、積雪で出かけることもままならなくなります。これは、3月初旬、雪解けのころの田んぼです。



再生水田に隣接する湿地帯は、水芭蕉の群生地でもあります。田んぼとともに、こうした植物も、守って行きたいと思います。

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【再生水田守り人の会】へのお誘い

注目


福島県の中通り天栄村大里の奥地に、山から土と水を授かり、人が水田を切り開く過程がそのままの景観となっている田んぼがあります。

この水田はいまから10年前まで耕作放棄地となっていました。
天栄米栽培研究会のメンバーが森に戻ろうとしていたこの田圃に、重機を入れ木を切り倒し根を取り去って復活させたことから「再生水田」と名付けられるようになったのです。
その様子は、映画「天に栄える村」にも描かれています。

2017年度からは、有志の農家さんたちのグループである「天栄村ファームコンソーシアム」が後を受け継いで、この場所を管理し、稲作を続行しています。
この再生水田の景観を未来に引き継ぐために再生水田の守り人になりませんか?

実は、再生水田の新たな第三幕のために人から田んぼへ素敵なプレゼントをスタートしました。2017年春から山側の水源に近い場所に、桜の苗木を2本植えたのです。これからも毎年少しずつ増やして行き、いつの日かその桜の下で、再生水田でとれたお米で作ったお結びを食べながら守り人が集まって花見をしたい・・・夢は膨らみます。

守り人の会費は、年会費5,000円です。
入会していただくと再生水田で収穫したお米(2021年度はササニシキ)を5キロご自宅にお届けします。

地元の農家でさえこの場所にたたずむと「心が洗われる」そんな再生水田の景観を守り続けるために、守り人さん大募集です。
2021年度は60名を目標としております。

こちらのお申込みフォームからお申込みいただけます。

またはこちらの用紙(PDF)を印刷の上、
記載の番号までFAXしていただくか、
世話役の金井までメールにてご連絡くださいませ。

2021年の募集口数は80口です。
再生水田のお米の関東地方までの送料は無料です。
関西地区は500円
北海道、四国、九州、沖縄は1000円
のご負担をお願いいたします。

「再生水田守り人の会」
代表 吉成邦市

守り人の会
初代世話役 金井景子

Facebook「再生水田守り人の会」のページでお知らせしていきますので、よろしくお願いします。

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