みどり幼児園(八王子市)田植え体験レポート’18

みどり幼児園(八王子市)田植え体験レポート’18
文責・写真 島村 健(天栄村ファームコンソーシアム 広報担当)

5月29日、くもり時々晴れのこの日、天栄村ファームコンソーシアムの稲穂メンバー・吉成さんと馬場さんが、八王子市裏高尾の「みどり幼児園」の田植え体験の応援に駆けつけてくれました。田植え体験終了後には保護者の方々を中心とした映画「天に栄える村」上映会と、「龍田米」やアスパラガスの直売も行い、園児たちや保護者のみなさま、そして保育士の先生方とも活発に交流することができました。

「みどり幼児園(斉藤弥生園長)」は、八王子市高尾の山あい、旧中山道沿いにあり、小学校分校の跡地を活用した園舎と園庭がユニークな幼児施設で、30人ほどの子どもたちが近くは近隣から、遠くは電車で1時間もかけて通ってきています。園の特色として、外遊びや食育への取り組みを大切にしています。園内には「ハイジのブランコ」や「ツリーハウス」など、子どもたちが活発に外遊びに夢中になれるような手作りの遊具施設がそろっています。その園庭の奥、畑や金魚のいる池のある一角に小さな「田んぼ」があり、みどり幼児園では2012年から天栄村の農家との交流をはじめ、2014年から園児を中心としたお米の栽培を行っています。

朝10時、全員が集まってあいさつ、簡単な自己紹介と準備運動のあと、田植えが始まりました。

まず、吉成さんと馬場さんが植え方のコツや稲の持ち方などをレクチャーし、それから園児たちが裸足で順番に田んぼに入ります。吉成さんと馬場さんが30cm間隔で赤い点々の着いた紐を持ち、それを目印にして、先生たちの手も借りながら5、6人ずつ一列になって苗を手に取り植えていきます。今年入園した子どもたちは初めて入る田んぼの匂いや泥水の感触に驚いたり、茶色い泥に膝までつかって靴下を履いているみたいになったりと、みんな大はしゃぎでした。
園児たちが一巡したあとは、お母さんたちも田植えを体験しました。最後に吉成さんと馬場さんが少し手直しをして、今年の田植えは無事終了となりました。

その後少し休憩・昼食をはさんで、場所を園から近くの集会場に移して、保護者向けに映画「天に栄える村」の上映会が行われました。2011年3月の東日本大震災とそれに伴う原発事故および汚染に対して、天栄村のコメ農家の人々がどのように向きあっていったのか、というテーマに、お母さんたちは熱心に耳を傾けたり、メモを取ったりしていました。
上映終了後、吉成さんにより映画の解説と質疑応答の時間となりました。実際に放射性物質への対策として使われたカリウム・ゼオライト・プルシアンブルー(それぞれ、放射性セシウムを吸着する効果をもちます)のサンプルを見てもらったり、有機農薬(除虫などに用いられる天然ハーブ由来の薬など)について説明したりしながら、安心で安全な美味しいお米作りへの取り組みについて語る吉成さんのお話は、実際の経験に基づいているだけに、生の声の重みが伝わってきました。

最後に園に戻ってからの、吉成さんの田んぼのお米「龍田米(白米・玄米)」と天栄村産アスパラガスの直売では、両方ともあっという間に用意していた分、完売となりました。私も袋詰めなどを少しお手伝いさせてもらいましたが、お米作り、野菜作りに対する天栄村の人々の熱意や安全・安心、食味についての信念が保護者の方や先生方にも確かに伝わったという手ごたえを、横から見ていても肌で感じました。

みどり幼児園の斉藤園長はじめ先生方、保護者のみなさま、そして園児のみなさん本当にありがとうございました!
引き続き、みどり幼児園でのお米作りもTFCウェブサイトにてレポートしていきます。