天栄村ファームコンソーシアムより 年末のごあいさつ

当ウェブサイトをご覧くださっている皆さま、いつもご愛読ありがとうございます。

私たち天栄村ファームコンソーシアムは、今年4月のキックオフ以来、「福島県天栄村から、やさしく、つよい米作り・人作りをめざして」をスローガンに掲げ、天栄村の内外で様々な活動を続けてきました。

当サイトでもよく紹介している【上農になろう!プロジェクト】では、天栄村上松本の「これからの田んぼ」を主な活動の場所として、機械化以前の手作業での米作りに協力して取り組んでいます。

6月初旬の田植え・下旬の草取り、そして10月下旬の稲刈りと続く一連の農事イベントでは、首都圏各地や南三陸町などからも多くの方にご参加いただき、ともに手を動かして働く体験を通じて多くのことを学んできました。

一人が一つの田んぼに本気で向き合うことをめざす【一所懸命プロジェクト】では、早苗メンバーの土屋遥一朗が、大きなイベントの間の田廻(たま)りに取り組み、台風などに見舞われながらも「これからの田んぼ」の日々の草取りや点検、生育状態の記録などを行いました。

2019年からは、大里地区にある「ゆりかごの田んぼ」への取り組みも始まります。

今年も多くの方に「守り人の会」へのご登録をいただきました【再生水田】についても、再生水田独自の魅力を発信し、引き続き多くの方の「守り人」へのご参加をお願いしていきます。

来年は近年珍しくなった「ササニシキ」の米作りだけでなく、水と緑豊かな里山ならではの生物多様性に着目し、神田外語大学の飯島明子先生のご協力のもと、再生水田と近辺の植物や動物をはじめとした美しい自然について調査・紹介していく「丘の宝・里の宝」プロジェクトもスタートする予定です。

これらのプロジェクト以外にも、収穫後の藁を使用した「しめ縄づくり」のワークショップや、各地でのイベントでのPRとお米や野菜などの手売りなど、盛りだくさんの活動が続いた一年となりました。

おかげさまで、「これからの田んぼ」「再生水田」とも無事収穫を終え、食味・収量とも上々の結果となりました。改めまして、ご参加・ご協力いただいた皆さまに御礼申し上げます。

来年も、米作り、そして天栄村のことがもっと身近に感じられるよう、お気軽にご参加いただけるイベントをご案内してまいります。

どうぞ天栄村ファームコンソーシアムを引き続きよろしくお願い申し上げます。

天栄村ファームコンソーシアム一同

・稲穂メンバー

吉成邦市(代表) 石井透公  馬場吉信  幡谷壮太

・早苗メンバー

土屋遥一朗  吉成駿介  芳賀育実

・広報担当

島村 健

・企画 雑用担当

金井景子